富士山世界文化遺産 構成資産  

 
日本一の高さ、日本一の美しさを誇る富士山

日本最高峰 富士山は、標高3,776mの山、日本を代表する独立峰です。その稜線の雄大な美しさから、古の時代よりさまざまな文化の源として人々の生活に息づいてきました。

 
 

富士山の「信仰の対象」「芸術の源泉」としての価値を示す豊富な資産

世界文化遺産 富士山は、富士山が古の時代より「信仰の対象」であり、「芸術の源泉」であった価値の証明として、それらの構成資産の価値が評価され、2013年(平成25年)に認定されました。 富士宮市は、6つの構成資産を有しています。

 1. 富士山域                           

1-1 山頂信仰遺跡

富士山の山頂部には、富士山本宮浅間大社奥宮や鳥居など、富士山信仰に関連する複数の場所や施設が分布しています。
富士山が「信仰の対象」であり、修験の場であったことを今に伝えています。

 
 
1-2 大宮・村山口登山道

大宮・村山口登山道は、富士山本宮浅間大社を起点とし、村山浅間神社を経て山頂の南側に至る古い登山道です。
そのうち資産範囲は、六合目以上の現在の富士宮口登山道に該当します。



 
 2. 富士山本宮浅間大社                      

富士山本宮浅間大社は、駿河の国一の宮としての格式を有する神社です。 全国1300余の浅間神社の総本宮でもあり、富士山の八合目以上を境内地として所有しています。 祭神は、木花之佐久夜毘売命で、境内には、国の重要文化財に指定されている徳川家康寄進の本殿や、富士山の伏流水が湧き出る特別天然記念物の湧玉池があり、境内の500本の桜は、桜の名所としての景観を作り出しています。

 

 3. 山宮浅間神社                         

山宮浅間神社は、富士山本宮浅間大社の起源となる神社で1900年以上の歴史を誇り富士山をご神体として祀っています。
社殿が存在せず、遙拝所から富士山を臨む参拝形式で、古の富士山信仰を今に伝える神社です。
日本武命によりこの地に移されたともいわれています。
 

 
 4. 村山浅間神社                         

富士山を信仰する者の修行の場であり、かつての村山登山道の基点でもあった神社です。
境内には神仏習合の習わしとして浅間神社とともに大日堂が祀られており、修験者による信仰の歴史を伝承しています。境内には、静岡県指定天然記念物の大スギとイチョウがあります。

 

 
 5. 人穴富士講遺跡                          

人穴富士講遺跡は、富士山が「信仰の対象」である価値を示す構成資産のひとつ。富士講の開祖「長谷川角行」の修行の場であり、苦行の末に入滅したとされる人穴風穴をはじめ、信者による約230基もの碑塔群が残存しています。

 
 6. 白糸ノ滝                             

断崖から富士山の伏流水が幾筋も絹糸のように落ちる滝は、女性的な美しさとやさしい景観を見せ、高さ20m・幅150mにもおよび、見る人に富士山が作り出す造形の雄大さを伝える名勝です。古くには、源頼朝が巻狩の際に立ち寄って身を清め、歌を詠んだ場所として知られています。国の名勝及び天然記念物です。

 
 

各所のMAPも載っている
関連サイト・公式ホームページ
富士宮市観光協会http://fujinomiya.gr.jp/

(この記事の引用・出典元です)